行者にんにくは、しゃきしゃきとした食感が味わえて食べ始めたらとまらなくなりますよね。
ただ、ニオイが心配になります。そして、行者にんにくは食べ過ぎると、体に良くないことが起こるので注意が必要です。
では、行者にんにくを食べ過ぎるとどんなことが起こるのでしょうか？また、行者にんにくを食べるときのコツはあるのでしょうか？
この記事では、行者にんにくを食べ過ぎるとどんな症状が出るか、そして食べ方や量のコツをお伝えします。
行者にんにくを食べ過ぎるとどんな症状が出る？
行者にんにくを食べ過ぎると主に出る症状は、以下の4つです。
- 腹痛・下痢
- 胃の不快感・胃痛
- 貧血
- 血圧低下
このような症状が出るのは、行者にんにくに含まれている辛味成分のアリシンが原因です。
アリシンは、腹痛や下痢を引き起こすだけでなく、胃の粘膜を刺激して胃の不快感や胃痛を起こすことや貧血や血圧低下を招く可能性も考えられます。
そのため、行者にんにくを食べるときは、量や食べ方には気を付けてくださいね。
- 1日に食べる量は5〜10g程度にする
- 生で食べるときは薄切りやすりおろしにする
- 加熱してたべるときは弱火でじっくりと火を通してからにする
- 植物油やビタミンB1を多く含む食材と一緒に食べるのが好ましい
上記の方法を試すことで、症状は出にくくなると言われています。
詳しくはこのあとに説明しますね。
一日に食べる量を守ることが最も適切ですね。
行者にんにくの正しい食べ方！
行者にんにくの食べ方は、生で食べる場合は薄切りやすりおろしにすると良いです。
アリシンが空気に触れると分解されるので、辛味や香りが減少していきます。
さらに弱火でじっくりと火を通すことで、辛味や香りはもっと和らぎますよ。
また、行者にんにくは1日に食べる量は5〜10g程度と先ほどお伝えしました。
これは、一般的なニンニクの約半分の量になります。
行者にんにくには、アリシンが多く含まれているから1日に食べられる量は一般的なにんにくより少なるなります。
行者にんにくを食べるときの注意点
行者にんにくを食べるときにはいくつかの注意点があります。説明しますね。
周りに迷惑をかけないように心がける
にんにくは香りが強いことはご存じですよね。行者にんにくも香りが強く辛みがあります。
そのため、食べれば口臭や体臭が強くなることもありますし、衣服や家具などにも匂いが移ったりしてしまいます。
また、ペットにとっては行者にんにくは有毒な食品です。
ペットが行者にんにくを食べたり、口臭や体臭を嗅いだりすると、吐き気や下痢などの症状が出ることがあります。
行者にんにくを食べるときは、他の人やペットに迷惑をかけないように心がけてくださいね。
相互作用に注意する
行者にんにくを食べるときは、薬やサプリメントとの相互作用に注意してください。
行者にんにくは血液をサラサラにする効果があります。
そのため、血液凝固阻害剤や抗血小板薬などの薬を服用している場合は、出血のリスクが高まることがあるので注意してください。
ビタミンCやEなどのサプリメントと一緒に摂取すると、鉄分の吸収が悪くなったり、胃の不快感が増したりすることが考えられます。
アレルギー反応にも注意
行者にんにくを食べるときは、アレルギー反応や過敏症の可能性に注意してください。
行者にんにくはニンニクアレルギーの原因物質であるアリシンを多く含んでいます。
そのため、ニンニクアレルギーの人は行者にんにくも食べられません。
また、アリシンは皮膚や粘膜を刺激するため、かゆみや発疹などの皮膚炎や、目や鼻のかゆみや涙などのアレルギー性鼻炎などの症状が出ることがあります。
行者にんにくの驚くべき効能
行者にんにくは食べすぎは避けるようにお伝えしてきましたが、適量であれば行者にんにくには驚くべき効能がたくさんあります。
行者にんにくは、血糖値やコレストロール値を下げることや血液をサラサラにする効能が期待されています。
また、免疫力を高めたり疲労回復や滋養強壮にも効果的と期待されています。
その他も実は、視力や髪の毛の健康維持、粘膜や皮膚の正常化、ストレスの緩和などの効果も期待できる優れた食材なんです。
行者にんにくを食べ過ぎるとどうなるかまとめ
この記事では、行者にんにくを食べ過ぎるとどうなるのかをまとめました。
また、行者にんにくの特徴や効果、食べ方や量のコツ、注意すべき点などを詳しく説明してきました。
- 行者にんにくはアリシンという辛味成分が多く含まれている
- 行者にんにくの1日の摂取量は5〜10g程度
- 行者にんにくを食べるときは他の人やペットに迷惑をかけないように心がける
- 行者にんにくを適度に食べることで血糖値やコレストロール値を下げたり、血液をサラサラにしたり、免疫力を高めたり、疲労回復や滋養強壮に効果的であったりとする
そのため、行者にんにくを食べるときは適量を守り、正しい食べ方をすることが大切です。
また、行者にんにくを食べるときは周りの人やペットのことも考えたり、薬やサプリメントとの関係やアレルギーの可能性もチェックしてくださいね。
